小児の包茎
包茎知識
小児の包茎
人は誰でも包茎の状態で生まれてくる。
亀頭は非常に敏感な部分であり、性行為は大人になってからするものなので、子どもの時期に亀頭が包皮で覆われているのは合理的であると言える。
小児期の包茎は正常な状態なので、手術は不要であるし、無理に皮を剥こうとする必要もない。
小児期は、亀頭と包皮が完全に分離しているわけではなく、部分的に癒着している。
この状態で無理に剥こうとすると、亀頭を傷つけてしまう危険性があるので注意が必要である。
小児期を過ぎ思春期に入ると、ホルモンの影響もあり男性器の成長が急激に進む。その成長の過程で亀頭と包皮が完全に分離するとともに包皮口が広がることで、自然に亀頭が露出してくる。
思春期までは、包茎の状態であっても自然な成長を待つべきであるが、思春期を過ぎても亀頭が露出しない場合は、何らかの対応を考慮しなければならない。
思春期を過ぎても亀頭が露出していない場合、すでに男性器の成長がほとんど完了しているため、それ以降、自然に亀頭が露出する可能性は極めて低いからである。
男性器が成長する時期は身長が急激に伸びる時期と重なっている場合場多いので、身長の伸びが止まったかどうかが、男性器の成長が止まったかどうか、さらに、包茎が自然に解消されるかどうかの判断材料の一つになる。
性器に関わる繊細な内容なので、親が子どもの包茎について話題にする場合は、慎重さが必要である。